「鈴木先生」「カズン」
読まなきゃいかん読まなきゃいかんと思っていたが例によって例のごとくめんどくさがって先送りまくっていた「鈴木先生」1巻をようやく奮起して購入し、書店近くの喫茶店で読む。
- 作者: 武富健治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2006/08/11
- メディア: コミック
- 購入: 12人 クリック: 328回
- この商品を含むブログ (314件) を見る
とか読みふけりながらなんでこんなに面白いんか、自覚できないあたりが不思議なんだが、考えてみるとまあ、先生っていうのも職業のひとつでしかなくて、それに従事しているのもフツーの人なんだよ、という当たり前の事実がバチっと描写されているからなんだろうな。だからこそ当事者たちからしたら深刻な事態の数珠繋ぎが、いったんは滑稽に見えたりもするのだが、いずれジワリジワリと訴えてくる、なんともいえない感覚を呼ぶ。
鈴木先生というキャラクターが、生徒からも「いい先生」とされていて、自分自身も「いい先生」としての自覚もあって、それなりに教師としてのテクにも自負があり、それなりに熱心かつ良心的にこの「教師」という仕事に取り組んでいるという造形であることも、このマンガの魅力に一役買ってる感じしますね。
ひとたび私生活に帰ると、いわゆる「出来た彼女」に依存しまくりのメガネ男子ってところもまた。
- 作者: 武富健治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (139件) を見る
- 作者: 武富健治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2007/07/03
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (131件) を見る
事件の数々もさることながら、1巻ではほぼパーフェクトに教師できてたと、とりあえずは言ってもよさそうな鈴木先生「本人」がどんどん面白くなっていってますなあ。いやー人間つーのは業なものよのう。で、「カズン」3巻も買って読み。これも随分とほったらかしていたなあ。
ラス前の展開では一瞬、安野モヨコの「脂肪と言う名の服を着て」を思い出させられましたが、割に爽やかに終わってたので安心(安心?)。読後感は悪くなかったです。結構好きな漫画でした。
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2002/07/08
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 129回
- この商品を含むブログ (126件) を見る