ルサンチマン(4)
- 作者: 花沢健吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/03/30
- メディア: コミック
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「ルサンチマン」はここ最近読んだうちではかなり衝撃的なマンガだった。
「現実の女なんかもうヤメだ!」という「電波男」的主張に、世界が追いついてくるとどうなるの?
このままポリギャルゲーが進化していったら、バーチャルセックスも夢ではないの?
そんなことを、オタクなら誰もが一度は思ってみたりすることだろう(←一方的に決め付ける)。だけどわれわれ一介の腐れオタク、仲間内で酒飲みながら冗談めかして言うのが関の山、そんなことマジメに考えているなんて人にはとても言えないというのが本音のところ。そんなオタクの馬鹿げた"if"を世間一般に読まれている漫画誌においてここまでぶっちゃけて描ききったというのは、それだけで十分グレートなことだ。
一点。もし月子が「ムーン」ではなかったら、月子=アンリアルからのリアルへの逆干渉がなかったら、タクローの最後の選択は有り得たのだろうか?その返答で、ギャルゲーオタク的立ち位置を測ることが出来るような気がしたりしなかったり(いい加減)。